八幡浜市への質問書−屋内退避

1.屋内退避について

屋内退避の住民の食料・水等の汚染値の測定はどのように行う予定ですか。

屋内退避の場合、南相馬市地域では、物流がマヒしました。八幡浜市においても同様の事態になると思われます。

食料・水等の生活用品の配布はどのように行うことになっていますか。

また、モニタリングポストの値が毎時20マイクロシーベルトを超えなくても住民を一時移転あるいは避難させるための累積被ばく線量の基準はありますか。


回答:


・八幡浜市の備蓄は八幡浜市の人口と同じ36000食しか用意されておらず、それすらも、人員不足で市民には配れないし、職員や学校、保育所用であるそうです。一時集結所(17公民館)に保管。生活用品については「各家庭で構えてもらう、(南海トラフ地震対応では)7日分の備蓄をお願いしているが、最低でも3日分は用意してほしい」とのこと。

 

コメント:屋内退避となると、福島の事故のときは、南相馬地域では物流がマヒして食料などの生活用品が不足しました。市あてにはできないことがわかりました。


・「一時移転する放射線量は毎時20μSvですが、仮に放射線量が一時移転基準値に達していなくても、累積被ばく線量が一定程度になったら避難させるという基準はあるのですか」

「そういう基準はない。市独自に検討することはない。基準を決めておくべき、という意見があったことは県に?上げておく。」(お話しのなかで何度も「これは広域避難ですから、オフサイトセンターで国、県などが決める、国の指針通りになる」ということばが出てきました。

 

コメント:福島事故のときは、4月12日になって年間20mSv以上という指標の計画的避難区域新設し、30㎞圏外だった飯館村は一ヶ月後までの避難指示が出されました。しかし毎時19μSvの土地に3ヶ月閉じ込められれば累積では41mSvになります(実効線量の計算は複雑で、かなり割り引くことになるはずですが)。つまり比較的小規模の汚染事故の場合には、無期限屋内退避が続いて被ばくしながら閉じ込められ続けというおそれがあります。


・食品の汚染調査をどうやって実施するのか、体制ができているのか、については聞き漏らしました。