愛媛県への質問書ー受け入れ先

4.松山市などの避難受け入れ先についてお尋ねいたします。 

 避難所に食料・生活用品などの備蓄は現在どのくらい用意されていますか。

 

  避難指示が出る前に、多くの自主避難者が避難先に向かうことが予想されます。指示前に避難先市町に対して避難所開設を指示するつもりはありますか。

 

県の回答:

(1)  避難先市町においては、各市町の実情に応じて、自然災害時における自らの市町の住民の避難に備えた備蓄食料等の計画的な整備を進めており、原子力災害時 の避難者の受入れ時には、その備蓄食料等を緊急的に活用するとともに、さらに、不足する場合には、市町からの要請を受け、県が協定を締結している民間企業 の協力を得て流通備蓄による対応のほか、国の支援を得て必要数を調達することとしております。

コメント:準備ができていないことをあっけらかんと認めているのが問題です。県はまず、各市町の備蓄量の現状を確認すべきです。

 

(2)  避難指示に基づかない自主避難については、交通渋滞を増長させ、迅速な避難を阻害する要因となることから、県や関係市町では、広域避難計画に係る講習会などを開催して、避難対策の周知啓発に努めています。

 避難住民の受け入れのための避難所の開設にあたっては、避難指示が出される前の段階から、避難先市町に対して、受け入れ準備の要請を行うこととしております。

コメント:質問に正面から答えていませんが、「開設」と「受け入れ準備」とが同じこととは受け取れません。どんな周知徹底をしようが、自主避難がゼロになる、という想定はありえないのですから、避難所を開設することに何の問題があるのでしょうか。

 この問題は松山市に後日聞く予定とします。

 また、交通渋滞を増長させ、迅速な避難を阻害する要因となる(ため)と理由づけしていますが、PAZ圏からの避難者が全員避難した後ならば、自主的な避難を開始することを否定する論拠はないのですか?、なにかあるのですか?